Q2 オスグット病とは

Q2.サッカー部の中学1年男子です。小学校6年生の頃から時々、両膝のお皿の下のあたりが痛くなっていたけど、自然に治っていました。今回は、1ヶ月前から痛みが強くなり、軽く走っても痛みが出ます。

A2.成長期の骨には、成長軟骨という柔らかい部分があります。お皿(膝蓋骨)の下の部分には脛骨結節という成長軟骨があります。発育期の少年少女が激しい運動を続けると、この部分の軟骨に過剰なストレスが生じて痛みが生じてきます。一般にオスグット・シュラッター病(オスグット病)と呼んでいます。片側だけの場合もありますが、左右同時に起こる事や、時をずらして左右に起こる事も多いです。
 スポーツの種目では、跳躍や疾走の多い陸上競技、サッカー、バスケットボールなどによく見られます。症状は、膝蓋腱の付着部である脛骨結節(お皿の少し下)の腫れ、圧痛、膝を曲げた時の痛みです。
 急に起こった場合でも数週間、慢性的に痛みが続いている場合は、数か月の練習量の制限が必要です。ただし、上半身のトレーニングは可能です。治療としては、湿布なども使いますが、治療期間の短縮のためにはリハビリテーションが重要です。電気と使った治療や、理学療法士の指導で各個人の状態に合わせた、ストレッチや運動療法の指導を行います。一度生じてしまった脛骨結節の隆起(でっぱり)は、そのまま残る事が多いですが、競技復帰のためには痛みをしっかりとる事が重要です。