Q5 テニス肘とは

Q5.軟式テニス部の中学1年女子です。3週間前からラケットでボールを打つ時に肘が痛くなります。来月に試合があって、先月から練習時間が増えていました。

A5.テニス、バトミントン、卓球などラケットと使う競技をしている方なら、テニス肘という言葉を一度は聞いたことがあると思います。医学用語では、上腕骨外上顆炎と呼びます。 手首をそらす筋肉が肘の外側から伸びていて、バックハンドで打つ時に傷めやすいと考えられています。ただ実際には、家事(掃除や料理など)で手を使うことの多い主婦にも多くみられます。
 原因としては、手首をそらす筋肉の上腕骨への付着部の断裂や骨膜の炎症が考えられます。いわゆる使い痛みの一種ですが、痛みが強くなるとスポーツをしている時だけでなく、日常生活で物を持ち上げたり、タオルを絞ったりするのも不自由になります。早期の場合、レントゲンで異常はないことが多いですが、慢性化している場合は石灰化などの変化が認められることがあります。
 治療としては、痛みを和らげ治療機関の短縮のためのリハビリテーション、肘のサポーター、外用薬を組み合わせます。競技復帰に向けてストレッチも大切ですが、痛みが強い時は無理をしないようにします。スポーツ復帰後に大切な事は、再発予防ですが、筋力強化を含めた運動療法や練習後のアイシングなどがポイントと考えています。