Q3 鎖骨骨折

Q3.柔道部の中学2年の男子です。試合中に体落としで投げられた時に、受け身をとりそこなって怪我をしました。病院で鎖骨骨折と言われてバンドで固定しました。レントゲン検査で骨折のずれが大きいと言われたので心配です。

A3.鎖骨骨折は、腕を伸ばしたまま倒れたり、肩を下にして落ちたりして起こりやすい骨折です。骨折部位は、鎖骨の中央が80%と言われています。この骨折の起こしやすいスポーツは転倒しやすい競技で、柔道、サッカー、ラグビーなどです。
 治療はほとんどの場合、鎖骨のバンド固定で行います。ただし、プロスポーツ選手など競技復帰を急ぐ場合に手術を希望される方がいます。もちろん、骨折のずれが大きい場合や、神経血管の異常な症状が出ている場合も手術が必要な場合があります。ただし、バンド固定で骨折部の良好な整復位が得られた場合は、約一か月程度で新しい骨ができ始めます。スポーツ復帰は競技によって違いますが、レントゲンを撮りながら判断します。柔道やサッカーのようなコンタクトプレーは、段階的に復帰するようにします。
鎖骨骨折自体は、骨折部に変形が残す事もありますが、肩の関節等に機能障害を残すことはありませんから、治りやすい骨折の一つなので、あまり心配しなくていいでしょう。