Q1 突き指したが・・

Q1.バスケットボール部の中学2年男子です。練習中にボールで右人差し指をはじいてから、指先の関節がしっかりと伸びません。

A1.ボールを使った球技では、一般的な「つき指」をする事が多いですが、怪我をして腫れや痛みが強く、今回のように関節の動きに制限がある場合は、骨折や脱臼(靱帯損傷、伸筋腱の断裂の合併も含む)を起こしている場合があります。
 今回のような怪我の仕方では、一番多いのは人差し指のDIP関節(一番指先の関節)の剥離骨折や腱の断裂が考えられます。診断はレントゲン検査を行い骨折の有無(骨折の骨片の大きい場合、脱臼の有無も)を確認します。
 治療には2通りのやり方があります。
 一つは、ギプスや装具で固定するやり方です。骨片の大きさが小さい場合や伸筋腱のみの損傷の場合、数週間以上の固定で治療します。しかし、骨片が大きい場合や、脱臼を伴っている時は手術で骨片を固定する必要があります。
 「つき指」という事で怪我をしてから、数週間(たまに1か月以上)経過してからの治療では、治療の効果が一番あがる時期を逃してしまいます。怪我の治療で最も大切なことは、早期診断と適切な治療です。いつもの「つき指」より痛い時は、注意が必要です。